いやいやどーも。べつです。
2018年もあっという間に3月ですね〜早いですね〜。
昨年の心境の変化と言えば三十路を過ぎ、福山雅治の魅力に気づいたことと
BL(ボーイズラブ)という未知なる扉を開けてしまったことでしょうか。
世間的BLを好む女性を腐った女子、と書いて【腐女子(ふじょし)】と呼ぶそうです。
今回は女子ともいえないBL歴の浅い主腐がもっとBLを楽しめるように
BLについて勉強してみましたので漫画を紹介しながらまとめたいと思います。
目次
そもそもBLボーイズラブとは・・・
※『希うオリゾンテ』
日本における男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのこと、
要は男同士でイチャイチャしている漫画や小説のことですな。
調べて見ると作者も読者も女性が対象となっていることがほとんどのようです。
そのせいか絵は大抵少女漫画のようにイケメンと女顔の男性が描かれていて、正直違和感がありません。
ボーイズラブの歴史
BLという言葉は1990年代中盤~後半に使われるようになった単語らしく、一般情報誌に記事にされたのは2000年の朝日新聞出版が毎週発行する週刊誌「AERA(アエラ)」が最初と言われています。
日本の「kawaii」文化のように日本発祥と思われがちなBLですが、確認すると諸外国でもネットなどの普及によりほぼ同時期にBLと呼ばれずとも似たようなジャンルがあったようです。
元々は「耽美(たんび」」・「JUNE(ジュネ)」の言い換え語だったようで、のちにBL(ビーエル)と略されるようになったとか。
流行のきっかけになったのが80年代後半の「キャプテン翼」「聖闘士星矢」などの少年漫画を恋愛モノへ置き換える「二次創作同人誌ブーム」です。
※一次創作=完全オリジナル創作 ※二次創作=オリジナルに則ったパロディ
※同人誌=同じ趣味を持つ人が集り、漫画や文芸を作る事。趣味の延長が強い。
そしてここらでよく聞くのが「やおい」
誰かの名前なのか?と疑問に思い調べて見ると
もともと「やまなし・おちなし・いみなし」を意味し、二次創作をする素人作家がストーリー性の低い自分の作品を自嘲して用いられる言葉だったのです。
しかし完成度が増していく二次創作は多くの読者を生みます。
その後「やおい」の意味は「女性が書いた男性同士の恋愛モノの二次創作同人誌」と進化したらしいのです。
・・・奥が深い。
未知なる言語BLの世界(初級編)
もうグーグル検索が止まらない専門用語の数々!!
これらの言語はニコニコや2ちゃんねるからきていることが多く、また同人誌という素人小説サークルの仲間内で発生した言語がネットに流れ広まり、定着するというまさしくインターネットの流通した現代だからこその言語というわけです。
初心者必見!!BLを読むにあたりまず知るべき単語集
「攻め」(タチ)…性行為でそのまま男性役の方
「受け」(ネコ)…性行為で女性役の方
「カップリング」…攻め×受けの対、組み合わせの事
「ノンケ」…………ストレート(ノーマル)女性好きの男性の事
「インキュバス」…古代ローマ神話の悪魔の種類「夢魔」(キャラとして出没しやすい)
「スパダリ」………スーパーダーリンの略。容姿、性格、完璧野郎の事
「ショタコン」……幼い少年を「ショタ」と呼び、愛情執着を抱く人のこと
→ロリコンの対義語
これは本当に基本のキにも入りませんよ!
飛び込んだ世界の先にはさらに腐海がありました。
腐海に手を出してはならん
・・・大ババ様・・・べつは突き進みます。
べつにとって最初の試練。
それはジャンルの広さです。
特に漫画を読み進めていくと、
インキュバスという天使のようなクソ可愛い男の子夢魔が出たり、
イケメンに猫耳が生えていたり、
男なのに妊娠していたり、
雄の狼とイチャコラしてたりするのを発見しました。
(もう、2人以上のイチャコラは省きます)
いえ、創作物というには何もかもが自由、それでいいのですよ。深追いするんじゃないよ。野暮だよ、それは。
特に検索が必要だったジャンルを挙げます。
BLの特徴的なジャンル
【オメガバース】
これが難関だった。
設定がややこしい。ここでシンプルにまとめてみます。
オメガバースは男女の性別に加えて独自の性別の概念が用いられた作品の事。
男女プラス、それぞれにα(あるふぁ)・B(べーた)・Ω(おめが)という6種類の性別があって、その特殊性別には立場や能力まで設定が細かく決まっている!!
α(あるふぁ)=エリートで社会的にスーパー優遇されてて就職に有利らしい
B(べーた)=なんか普通の人間っぽい
Ω(おめが)=繁殖が仕事と思われがちで社会的地位が低いみたい。人権無視されるみたいでなりたくない人種らしい。
そして厄介であり設定のポイントとなるのが、このΩ(おめが)さんね、
3ヶ月に一回発情期が起こるみたいです。
だいたいその一週間はぁはぁ状態で何もできなくなるらしく、
会社を休んだりするから仕事でも重要ポストにつけないとか。(結構シビアだな)
そしてめでたくカップルになる事を番(つがい)と呼ぶらしい。
(もう、造語やめて!覚えらんない!)
そして一番のぶっ飛びだったのはなんと男女関係なく妊娠できる設定。
(あはは、タツノオトシゴくらいだと思っていたよ)
ストーリーの醍醐味としてはΩ(おめが)さんが発情時期にフリーのα(あるふぁ)さんを誘惑したり、
恋人がいるのに運命の番が現れてひと騒動起こしたりしてもぉ〜〜〜大変!!
オメガジャンルでよくあるシーンはこちら
Ω:「んっ、苦しい……何だこれ……はぁはぁ、もしかして俺オメガ……なのか」
α:「頭までクラクラしてきやがる。なんて甘い匂いさせてんだよ」
Ω:「ばっ、違うこれは!……っん」
α:「……はっ、あきらめろよ、わかってんだろ?お前は俺の番だよ」
Ω:「やめろ……っん、俺には……あいつが……」
……の間に何が行われているかは想像にお任せします。
番は本能で繋がっているから、夫婦や恋人よりも強く惹かれてしまいます。
けれど本能じゃなく今までの情や人間的理性で繋がっていたいとΩ(おめが)さんの心が揺れ動いたりするのです。
そのもがく様が・・・読者にとってはたまらんのよね!
【ケモノジャンル】
イケメンだけが許されると思っていた世界ですが、耳の生えたイケメンがイチャコラします。
むしろ、オオカミと人間でイチャコラします。
もう覆面・・・じゃない顔が虎でもイチャコラします。
注)全てBLです。
戸惑わないで!落ち着いて!!
現代とファンタジー要素が組み合わさった設定が多いのできっとストーリーとキャラクターのギャップで面白い作品に出会えるはず!!
ケモノジャンルよくあるシーン
狼:「狼のままの俺と、人型の俺とどっちで抱かれたい?」
ふさふさした尻尾にピンと立った耳。ベッドの上で半分擬人化したこいつに人間の俺はまさに襲われかけている。
人:「そ……そういうこと、いちいち聞くなよ」
黄金色(こがねいろ)をした狼の鋭い眼差しが俺に向けられる。その熱い視線に本当に食べられてしまいそうだ。
狼:「俺が怖いか」
人:「怖いもんか、お前は俺のペットなんだからな!」
狼:「ペットにこんな事されてるんじゃ、飼い主のしつけがなってないな」
人:「……っん」
……こんな事はどんなことなのかは想像にお任せします。
【ナマモノ】
芸能人など実在の人物を題材にしたBL
最近では福山雅治さんの「福のラジオ」毎週土曜日14:00~でも
リスナーから投稿があり、話題になりました!
福山雅治×斎藤 工(内容忘れた・・・もったいねぇ)
福山雅治×菅田将暉(福のラジオしながらイチャコラするとか)
福山雅治×香川照之(香川さんが雅治よりクワガタを優先するとか)
などで、もちろんラジオで発表できる程度のBL内容。
だんだん二次元のBLが日常生活に浸食してきます。
いい感じにハマってきている証拠です。
男性が二人だけで道端を歩いているだけに、まさか、あいつら・・・という疑いの眼(まなこ)を持つようになります。
顔を合わせて笑っている男同志を見るだけで尊い気持ちになります。
ただ実在人物になりますので、セクハラにならないよう注意が必要です。
あくまで脳内妄想だけで楽しんでくださいよ!
社内の男性社員同士を脳内でカップリングするときは顔に出さないように気をつけましょう。
てか身内はやめてあげよう。
なぜ人はBLに惹かれてしまうのか・・・
それは第一に女性のための女性による女性が好きそうなストーリーとキャラ設定だからですわ。
登場キャラもイケメンで、ネコ役はもうほとんど女性と言えるくらいの美少年が多い。
でも設定は男性。
この違和感がストーリーを盛り上げてくれます。
子孫繁栄という人間的概念を踏まえても男女の恋愛が圧倒的に多い。
小さい頃から王子様とお姫様が幸せになる話を聞かされていた女の子が、
大人になって男性同士の恋愛を覗いてしまった背徳感。
女である自分が絶対的に体験できない未知の世界。
隠された自分の性癖を呼び起こす感覚。
秘密なものこそ知りたい。
隠させると余計見たくなってしまう、
禁断の扉。

たまらん。
ボーイズラブのストーリーではよく
「恋人と結ばれても周囲から反発される・結婚が出来ない・子供など家庭が築けない」
というリアルな社会的障害が付きまとう。
この現実的な問題で恋人同士の関係が崩れやすい展開が多く、それをどう乗り越えていくのかがBLストーリーの面白さでもある。
これは歴史小説によくある「身分の違う叶わぬ恋」みたいなもん。
障害や戸惑いが多い恋なんて———。
面白くないわけがない。
ちなみにべつはまだ初心者なので、このリアル感のあるノンケが出てくるのが好みです。
ゲイくんの心に秘める一途な想いにノンケくんが友達だと思ってたのに!と
初めて男性を意識して好きになっていく戸惑いなどがたまりません。
ノンケのよくあるシーン
タチ:「なんだよ話って」
ネコ:「俺……お前が好きだ」
タチ:「俺もお前の事嫌いじゃねぇ……っ!?」
ネコ:「……ごめん。こういう意味で好きなんだ」
タチ:「え?」
ネコ:「男同志なのに、気持ち悪いよな。ごめん」
タチ:(えっ?気持ち悪い?ていうより、むしろ……)
ようこそ腐海へ!!
……のあたりはもう悟って・・・。
登場キャラはほとんどがイケメンで、漫画で読むと、もう乳の腫れてないだけの女子って感じ。
急所は少なからず隠れているから、男性が読んでも普通に面白いんじゃないでしょうか。
しかしなんでもいいわけじゃない・・・
私は実写ものはダメでした。写真もダメだった・・・。
あくまでイラストや文章の表現でないと受け付けなかった・・・。まだまだ許容範囲せまい。
でもきっと福山雅治主演なら大丈夫なはず!!
伸ばせます私の腐海!
突き進みます底知れぬ腐海へ!!
べつのBLおすすめ漫画
もういっぱいあり過ぎますが、とりあえずこの3点に絞りましたよ!(汗)
そのうちまとめ記事作ろう、(欲が抑えきれん)
●囀る鳥は羽ばたかない/ヨネダコウ
ヤクザモノです。主人公が頭のキレる冷徹若頭なのに、その正体が淫乱ドMのネコなのがたまりません。
ネコの癖にカッコいい!!
描写も繊細でストーリー性もしっかりしていて面白い。
●年下彼氏の恋愛管理癖/桜日梯子
BLでは有名な作者様です。登場人物のキャラが個性的でSはしっかりS、MはどっぷりドMとはっきりしていて面白い。とりあえずクソエロいです。
●Powder Snow Melancholy/束原さき
絵柄と攻めの成川くんがタイプです。ノンケ同士です。
まとめ
あーだこーだ言いましたが、結局自分がおもしろければいいんですよ。(結局そこ)
べつの未開ジャンルもまだまだたくさんあって、どんどん面白い発見がありそうです。
てか何より、昔のようにコンビニレジ前でエロ本を買わずとして(買ったことないけど)
電子書籍として買えるのがありがたい!!
本棚の一番奥に隠す必要もなし!!
引越しの際処分することも無し!!
助かりますネット社会!
ありがとうペーパーレス!!
歳は関係ないけど新しい発見はやっぱり面白いですね!
この勢いで腐海へ飲み込まれていきたいと思います!
以上、べつが震撼するBLの腐海は一度入ると抜け出せない話でした。
記事にするのも楽しかった。
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