今回、初めて書いた小説「男子高校生ピアニストとジャズセッションするクリスマスの夜」を
(現在は訳あってタイトルは「セッション」に変更となりました。)

投稿するにあたりどれに自分は投稿すべきか結構悩みました。
各WEB小説投稿サイトの使用感や印象・イメージなどを比較してみました!
小説投稿サイトの魅力
2000年以降ケータイ小説という横文字読みの小説が流行り、
ブログ・SNSが誕生し個人発信の文章や小説が生まれ、
その後投稿サイトができ今では手軽に誰でも小説を書くことができる時代になりました。
様々なジャンルの小説をWEB上で誰でも無料で読めて、書いて、投稿できるサイトです。
最近では無名の小説家が小説投稿サイトをきっかけにミリオンセラーを出したり、
ドラマ化や映画化作品が連発されたりと何かと話題になっています。
コメントやいいね、閲覧数が数字でリアルタイム評価される利便性もあり
新人発掘のため出版社が目を光らせている場でもあります。
映画化もされたミリオンセラー作家住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」は
新人賞落選後、投稿サイトでヒットとなった作品としても有名な話。
新人賞受賞で作家デビュー!!だけでなく、
受賞なしのミリオンセラー作家もいて出版の間口はどんどん広がっているようにも感じます。
とりあえずたくさんの小説投稿サイトがあってびっくり!!
大きめのところを紹介していきます。
小説家になろう
誕生:2014年
会員数:約100万人
月間PV:14億
作品数:約48万点
メインジャンル:ファンタジー
代表作:『君の膵臓を食べたい』住野よる
さすが老舗サイトは圧倒的に利用者が多い。
私は、小説投稿と一緒にツイッターを始めたところ、
いわゆるなろう系のフォロアーがすっごい多かった。
みなさん読み合いしたいとかリツイートしますのでとか積極的。
そしてジャンルがSF・ファンタジー系が圧倒的に多かった!
検索ワードも異世界・ファンタジーなどが上位に食い込み、
投稿されている作品はまあ~タイトルが長い長い!
ライトノベルの先駆けサイトって感じです。
なろう一筋って方が多いイメージで、ユーザー同士仲がいいよって噂は本当でしたね。
日別・月別・連載でPV数(閲覧数)のチェックが出来て、それを
ツイッターとかで月間PV6000越え!!なんてツイート見るとすげ~と唸ってしまう。
ただサイトがちょっと古臭いのと、素人からするとサイトが見づらい。
老舗なんだからもっとどーんと華やかでもいいような感じ。
エブリスタ
なろうに続く巨大投稿サイト
誕生:2010年
会員数:非公開
月間PV:非公開
作品数:約230万点
メインジャンル:ホラー・恋愛・キャラミステリー
代表作:『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』太田紫織
『王様ゲーム』金沢伸明
私がエブリスタに投稿を決めたのもレスポンスの仕組みが良いのと独自のコンテスト応募も充実していること。
機能としてはいいね代わりのスターを一作品に一日一個まで、何度でも投げられる。
何名の方があなたの作品を読んでいますと毎日メールでお知らせがくる。
そしてたまに読んだ方からコメントもメールでお知らせが来る。
ただ、PV数(閲覧数)は週の簡易的なものしか見れないのが残念。
その他は作家育成にも力を入れているのがエブリスタの大きな特徴。
直木賞作家石田衣良さん(池袋ウエストゲートパーク著者)を講師に
授業やコンテストを開催している。
アルファポリス
投稿で稼げて、出版申請ができる。
誕生:2000年
会員数:非公開
月間PV:9500万
作品数:約3万9千点
メインジャンル:ライトノベル
代表作:『ゲート自衛隊の彼の地にて、斯く戦えり』柳内たくみ
(シリーズ累計420万部突破したミリオンファンタジー)
書籍化・マンガ化・ゲーム化まで自社で行うサイト。
条件付きだが出版申請できるシステムがあり、
編集者がついて了承が得られればそのまま書籍化できるという
何が何でも書籍化したい人にはもってこい!
ただ自分の作品をまずは書籍化したい人にはいいけど
趣味で投稿している場合はリターンが乏しい。
利用者が老舗サイトに比べると利用者数、作品数が圧倒的に劣る。
それはその分ライバルがいない、チャンスに繋がる!!
カクヨム
大手出版社KADOKAWAがはてなブログとタッグを組み運営する新サイト。
誕生:2016年
会員数:13万人
月間PV:3000万
作品数:5万点
メインジャンル:特になし
代表作:『横浜駅SF 第一回カクヨムweb小説コンテストSF部門大賞受賞』柞刈湯葉
カクヨムは二次創作(すでにあるオリジナルキャラや世界観を自分なりに脚色すること)を
用いた投稿を進めていて、初心者にも参加しやすいサイトを目指している。
また、カク、ヨムそして「伝える」をサイトコンセプトに取り入れており、ブログ運営会社のはてなブログがその力を担っている。
新しくできたばかりで話題性も高いサイト。
べつはエブリスタとカクヨムで投稿を迷った!
サイト全体は文字が中心なのに、そのフォントの色や大きさをバランスよく
配置したサイトなので、エブリスタのカラフルなサイトに比べ、シックで知的なサイトデザインがいい!!
べつが面白いと思ったのは
カクヨムは作品だけではなくレビューを評価するイベントも開催している所!!
そのためレビュー率が高い!そしてレビューのレベルが高い!
書くのが上手い奴は読む事も上手くて、書評もやっぱり上手い!
レビューがあると書き手もテンション上がるし、書き手も読み手に回って
相乗効果があがる!その質の高いレビューを見てまた読み手が増える!
この取り組みはありそうでなかったと思う!
実際べつもレビュー書いたけど、周りのレビューの質が高くて緊張感のあるレビューだった(汗)
いままでにないくらい集中して書いたので、たぶんカクヨムでレビュー続けてれば文章力が勝手に上がると思う(笑)
その他遊び心がある独特なコンテストが魅力。
そしてさすがはてなブログさん、機能としてはGoogle Analyticsと提携してPV数(閲覧数)どころか、
セッション数:サイトへの訪問数、1人が2回訪れた場合は「2セッション」となります。ユーザー数:サイトへ訪れた人数、1人が2回訪れた場合も「1ユーザー」に数えられます。ページビュー数:閲覧されたページの数。平均ページ/セッション数:一回の訪問で閲覧したページ数。平均セッション時間:一回の訪問で滞在した時間。直帰率:訪問後、リンクを1ページもクリックせずにブラウザを閉じた率
が見れます。そらもうブログ並に・・・
ただ使い方に慣れてない人は、疲れます。
数字は正直ですので、投稿したばかりでPV数ばかり気にしてると
へこんできます。
使い方にはご注意を・・・。
その他にもたくさんのサイトがありましたが、王道はこんな感じだと思います。
まとめ
一般的に紙媒体小説で売れるジャンルはミステリー物(東野圭吾さんや宮部みゆきさんなど)ですが、
どの投稿サイトを見てもライトノベル・SF・ファンタジーが読者にも作者にも圧倒的な人気ということ。
あとWEB版になると漫画と連携しているせいか一気にボーイズラブの需要と供給が上回る傾向がある。
(やっぱり怪しいものこそスマホでこそこそ見たい心情が表れている・・・)
そのせいかユーザーは女性が圧倒的に多い気がする。(べつ調べ)
【番外編:腐女子専用の小説投稿サイト、その名もFujossyはここからどうぞ】
結局のところ・・・
たくさんの人に読んでもらいたいならばはっきり言って重複投稿が手っ取り早い。
小説家になろうに投稿したら、エブリスタにも投稿してカクヨムにも投稿する。
私はまだエブリスタのみですが、多くの方が重複投稿しています。
(読む側的にもすべてのサイトで新規登録とかするの面倒ですもんね。)
サイトによって得意分野が違いますので人気ジャンルに手を出すより、
投稿の少ないジャンルに的を絞ってランキングで作品を上位に上げる、
とういうのも方法の一つです。
意外と、エブリスタで撃沈なのにカクヨムでヒットするとかあるみたいです。
※コンテストに応募する作品なら基本的に応募条件で重複投稿は禁止になっているので気をつけること。
投稿サイトを見ても、本を読んでもですが、小説をたくさん書いて数打ち当てるが結局一番の近道です。
多くの人に読んでもらうには多く書くしかない。新しい物語でもいいし、投稿したものを修正してもいい。
多くのサイトにたくさんの投稿作品がありますが、
お金を出して買える価値がある小説なんてほんっとーーーーーーーーうに一握り。(もちろん自分も入れて)
みんな無料だから読む。
その中で選ばれたいならば書いて、悩んで、直して、書く。
結局これしかない!!
おまけ
「小説家」を目指すならば、
はっきり言ってサイト投稿より有名新人賞を狙うが一番の近道です。
サイト上に溢れるWEB小説の総数は何百万点に昇りこれからさらに増えていきますが、
新人賞応募は大体600〜1000点いかないくらいの応募数です。
もちろん、文字数や質は金出して買いたいレベルにならないとダメですが
何より、これこそまず最低限、読んでもらえます。
べつはまだまだ書き始めたばかり、サイト投稿を選ぶより書くことに力を入れていきます!!
文章力向上のための趣味小説、でも書くなら読まれたいし、認められたい!
誰かしらを自分の文章で感動させてみたい!
てかレビューとスター欲しい。
誰かくれ。
以上、小説投稿サイトを比較したら、エブリスタにしたって話でした。
次は現在執筆中の小説をカクヨム投稿予定です!
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