どーもべつです。
三十路を超えBLに目覚め、初の小説投稿をし、Twitterを初めて8ヶ月。
わたくし、初めてお、お、おふっ、オフ会をしてきました!!!!
この世界でのオフ会っていうのは同じ趣味を持つネット上の仲間とリアルで会うという集まりを指します。
今回は、お会いするのは腐女子歴・小説歴7年の結月みゆさん!!
ツイッターアカウント:@miyu19790244
しかもこの御方フジョッシーサイトの小説コンテストで大賞を取られたツワモノです。
すげーよ、大賞すげーよ。(ワシはスター3個なのに笑)
超気さくな方で、腐女子トークから気になる小説の書き方までめっちゃ聞いたので記事にしてみます。
オフ会の現状
正直言うとね、顔も本名も知らない人と会うのは大変勇気がいるよ。
今回女性だったけど会うまでわからんもんね。
ツイッター上でも「いま東京なう〜暇だから誰か遊んで〜」みたいなノリで初対面のフォロワーさんと遊んだり、酒飲んだり、海外行ったりする人もいるけど、そのフットワークの軽さ、すごいよ。
一昔前までは詐欺まがいな悪いオフ会が多かったみたいだけど今は若い人達を中心にずいぶんとフランクにマナーのあるオフ会が当たり前になってきている。
それでも会うまでは緊張します。だってどんな人が来るかわかんないもんね。
そして案の定、夫にも問い詰められます。
ブログを通して私の趣味嗜好を知っているのは夫のみ。
夫:「え、オフ会?・・・・・大丈夫なのそれ?」
まずは、そうですよね。
べつ:「女の人だし、同じ小説仲間なの!会ってお話してみたいんだよ」
夫:「・・・その人、本当に女の人なの?」
べつ:「・・・え、そりゃまぁ」
夫:「電話とかしたの?」
べつ:「・・・メールだけ」
夫:「本名は?」
べつ:「・・・知らない」
夫:「住所は?」
べつ:「・・・日本」
夫:「電話番号は?」
べつ:「・・・知らない」
夫:「・・・・その人も、腐女子なの?」
べつ:「おそらく先輩だね!!!」
目を輝かせる妻に若干引く夫。
まぁこれが普通の反応だよ。SNSをまったくしない第三者からすると怪しいよね。
でもなんでそこまでしてでも会いたいかっていうとべつのリアル現状は、
ツイッターをやっている友人すらいません。
ブロガーも小説書きもいません。
おそらく、腐女子とか言ったら速攻指さされて馬鹿にする連中ばっかりです。
(一年前の自分なら誰よりもそうであろう)
まだ物書きしているというのを誰にも話せてないのです。
書いている人は分かると思うけど、自分の丹精込めて書いた小説だの記事を笑われるのが怖いんだよね。
しかも恥ずかしいし、自信も無い。
いつもビクビクしながらウェブ投稿してるわけさ。
それをワイワイ喋れる人がいるって本当に嬉しいことよ。
趣味も対してない妻の珍しいお願いに夫は深く追求することなく気をつけていきないと背中を押してくれました。
ありがとう夫!
リアルな腐女子とは
腐女子って聞いたら一年前までのべつは、完全インドアのワガママボディ(つーかデブ)顔はニキビ面で二次元に引きこもっているコミュニケーション能力ゼロの人が大半だと思っていました。
今思うとね、クソ偏見だね。
一年前の自分ぶっ飛ばしてやりたいよね。
ツイッターを通して、BL好きの小説書きを趣味にしている人たちと繋がっているけど、ほんっとうに普通の人たちだった。
子持ちの主婦は育児の合間に小説投稿しているし、顔出ししている人は美人が多い(これマジだよ)
書いている内容はエロいけど、そのエロを笑い合ってる感じがまた面白かった。
皆「BLはファンタジー」という認識で
ドライに二次元の妄想と現実をはっきり区別をつけて楽しんでるって感じ。
ついに初対面!みゆさん登場
みゆさんは茨城県、べつは福島県なのでもう茨城へべつ飛びました。
もじもじしているべつとは違って、みゆさんはアクティブで交友関係が広い。
ツイッターのタイムラインを見るとアパレル系のショップ店長という立場で仕事もされつつもしょっちゅうフォロワーさんと女子会しているイメージ。
小説のツイートの他にこんなツイートがよく流れている。
なにがコミュ障だよ、リア充かよ。
そんなみゆさんとはツイッターでもタメ口で話そうよ!とか読んだBL漫画で大盛り上がり。
前にみゆさんの短編作品は読ませてもらったけど、クソエロかった。
一体どんな腐女子が書いてるんだ!?はぁはぁ状態で電車の中で妄想と緊張が高まってゆく私・・・。
「もうちょっとで着くよ〜」
「こんなバック持っているのが私よ」
「あたしは、今日こんな服着てる」
顔も声も年齢も知らないので画像付きメールでこんなやり取りがThe☆オフ会って感じだ!!
「改札口すぐの看板の前にいるよ〜〜」
ドキドキ。
居なかったらどうしよう。
異様なコスプレイヤーだったらどうしよう。ドキドキ。
みゆです☆とか言ってゴリゴリの男だったらどうしよう。
なんでもそうだけど会うまでがドキドキだよね。
改札を降りると写真で送られてきたバックを持った女性が・・・
「み、み、みみみゆさんですか?」
そこで待っていたのは・・・・・
なんとも可愛らしい女性です。
当たり前ですが、普通の女性の格好をされたまともな(←超失礼)間違いなく女子です。
良かった〜〜。
「べつさん、初めまして(^^)」
優しそうな笑顔。ぜってーワイより年下だ。
この方が、あんなエロエロな小説を書くんかいな!!
下から上まで舐め回すように見つめる私。
勤務先が近いとのことでランチ先をエスコートしてもらいお話することに。
みゆさんと腐った熱いトーク
普段、ボーイズ・ラブの話しなんて誰にもすることが出来ず、一人悶々と小説と漫画読みに明け暮れる日々。
みゆさんと遠慮なく話せる腐った話に、それはそれは花が咲きます。
しかも好みのキャラ系統が被るという奇跡!咲いた花はそっこーで満開になります。
私は主に漫画や小説をメインで楽しむタイプ。(実写は無理)それプラスみゆさんはCDドラマやゲームなどに出演されている声優さんが大好きで、特にまだ売れていない声優さんを発掘・応援するのが好きなようです。
ワイの知らない話しばかりで思わず聞き入ってしまう。
推しの声優さんのお渡し会に駆けつけたり、お花を贈ったり手紙を書いたりと金と労力を使い、全身全霊で応援します。
今どきの声優さんは声良し、顔良し、歌良し、ダンス良しが揃ってないと出世できないようです。
そしてファンを増やし人気を高めていきます。
もうどこぞのアイドルと変わりません。
「この人の演技がすっごいうまいんだよ」
「声色がすごい!顔もね山崎賢人似だよ」
「いま、すっごい推してるんだ!」
「顔も覚えてもらったよ」
「好きな声優になればどんな声色でも分かるね」
見せてもらう画像はそらもうイケメン揃い。
声を聴かせて貰えればそらもうイケボ(イケメンボイス)ばかり。
「でも私ってば・・・売れると、熱が冷めちゃうんだよね」
あれ?
そう言うとクールに笑うみゆさん。
「もう私が応援しなくても、こいつら勝手に売れてくなってわかるとさ」
カフェラテを飲みつつ、売れた声優をゴミ同然のように見つめます。(べつ目線ではそう見えた笑)
「もう、興味なくなるんだよね」
そして次の獲物を狙いにゆきます。
あげておいて下げる!ほころんだ口許を見ながらみゆさんはまさに魔性の女だと知った。
そして人生初のアニメイトへ。
(※アニメイト渋谷店の画像を拝借)
学生の頃、地元ではアニメイトに行く奴はやべーオタクしかいないと思っていました。
自分も学生の頃つるんでいた友人も足を踏み入れたことがありません。
まさか三十路を超え、初産を迎えようとしている自分があのアニメイトでニヤニヤしながらBLコーナーをうろつくなんて・・・
人生何が起きるか分かりません。
みゆさんは何を聞いても大抵答えてくれました。
みゆさんの特に一押しは日高ショーコ先生の漫画。
「どれでもイイけどまずこれを押さえておきなさい」
はい、直ちに読みます。
気になる小説の書き方
もちろん小説の話をデキる人もおらず悶々としていたべつ。
取材並みに色々と聞いてしまった。
みゆさんの初めて書いた処女作は273,028文字の長編作
「惑わすアイツは生徒会長」:結月みゆ すぐ読むはこちら
273,028文字!?すごくね!?
長編とか書けたことないわ。
しかもしかもそのBL専門サイトで大賞とか取っちゃうし。
本物だ!こいつは本物だぜ!
まずびっくりしたのが、この長編小説を全部スマホで書いているところだった。
「家にネット環境ないもん」
べつびっくり。
「本とかあんまり読まないよ。だから三点リーダーのつけ方とか読点のつけ方とか全然わかんない」
なっ!?それでも大賞とか取っちゃうわけ
「でもよくキャラが勝手に走るっていうのはあるよ」
へっ!?べつは一度も執筆中にキャラ暴走したことねぇっすけど・・・
「私はこう書きたいのに主人公が勝手にしゃべっちゃってスト―リー変わっちゃうときとかない?」
いや、ないっす。
こやつ・・・天才タイプか・・・。
みんなあるのか・・・ワイだけがないのか・・・
書いた人なら分かるけど、小説を書き上げること自体大変なことです。
まして長編とか完結に結ぶまでが大変。挫折する人だって多いハズ。
そう、読んでて思ったけどみゆさんの作品はキャラの個性がはっきりしているのが魅力。
そして山場の作り方が上手なので読み手が身をよじらすくらいもどかしいシーンとかあって、いい意味でとっても
こじれてます。
そして何度でも言おう、エロいです。
べつの幼稚園児並みの性描写を吹き飛ばす勢いでエロいです。
そしてエロシーンが長いです。先輩たまらんっす。
「わたしはね学園モノが好きで、先生に敬語使いながら年下がガンガン攻め立てるのがすっごい好き!」
かわいい顔して何言ってるんだお嬢さん!!めっちゃ好きな奴やん!!
「そんでもって黒髪男子の黒縁メガネの俺様ドSキャラがやきもち焼きながら攻めまくるのもすっごい萌える」
おいおい隣の席のやつがチラチラこっち見てるけど全然気にしねぇ!めっちゃ好きな奴やんそれぇ!!!
「その欲望をぶちまけたのが処女作になったんだよね」
この女・・・・本能で小説を書いてやがるのか・・・・?
なんて欲望に忠実な女なんだ!その顔で隠れエロリストめ!!
みゆさんが小説を書く上での話しをまとめるとこう。
- 執筆はすべてスマホ
- 既存アプリのメモ帳に保存
- 現在2本連載中
- 締切一週間前とかになってようやく焦りだすタイプ
- キャラが先に思い立って執筆開始
- プロットはそこまで書かない
- 思いつくのは運転中や入浴中が多い
そのあとみゆさんは自分の書いた小説をこと細かく説明してくれた。
書いた登場人物を名前で呼び、まるで現実に存在している彼氏の話をしているみたいだ。
自分の書いた作品を本当に大事にしているって気がした。
私はそんなふうに作品と向き合えてるのかなぁ。
そんな事を考えながら小説書きの事やBL好きの事を話せたのが本当に楽しかったし、嬉しかった。
べつ、オフ会後の心境の変化
ブロガーさん同士も大人数のオフ会をよく開催させているみたいだけど、口々に
「行ってよかった」「刺激貰えた」とコメントしていた。
べつもまさしくそうだった。
会った次の日お互いに小説を読み合いっこした。
「べつさんの面白いよ!書き方上手だよ」
この一言でスイッチが入った。
速攻でフジョッシーサイトにも重複投稿した。
ダラダラ書いていた途中の小説を
自分のケツを叩くつもりで連載形式でエブリスタとカクヨムにアップすることにした。
小心者のべつはウェブに投稿するのだって勇気がいるのだ。
ツイッターにその事を宣伝するのだって申し訳ない気持ちになるのだ。
すると、初のカクヨム投稿でコメントが来て、フォロワーさんから面白いと初リプ(反応)を貰えた。
こ、こ、こ・・・・
心、震える。
本当にね、失禁しそうなくらい嬉しい(涙)。
ブログのPV数も小説のスター数も本当に少ないけど、やっぱり嬉しいよ。
オフ会行ってよかった。みゆさんとお話できて本当に良かった。
これから出産とか子育てとか始まるけど、書くことはずっと続けていきたいなと思えた。
みゆさんありがとう。
またこの記事公開も快く承諾いただけてみゆさんっマジ卍っっ!!!じゃなくて、ありがとうございます!!
以上、腐ったオフ会は想像以上に楽しくて鼻血が止まらない件でした〜
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